5,586億円の赤字(貿易収支2012年9月)

先日22日に財務省が発表した9月貿易統計速報によると、貿易収支は5586億円の赤字となりました。要因としては、①ヨーロッパ経済の景気低迷により中国からの輸出が減り、製造するための部材の輸出(日本→中国)が減少している。②中国での反日運動により、日本製品の売り上げの減少。③慢性的な円高による輸出低迷と輸入増。

これら3つの複合的な要因により、今後の貿易収支の黒字化への道のりは平坦ではありません。このような状況下、工場移転が本格化してくるとは想像できますが、少しでも円安への誘導があれば少しは救われると信じております。日本政府の為替対策を引き続き期待する次第です。

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